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2013年02月25日

ある旧家の

ある旧家の江戸時代末期に建てられた立派な土蔵が解体されることになり
ご好意により壁に使われていた壁土をもらいうけました。

再利用するため壁土に水、藁を混入撹拌して寝かせました。
自動車など運搬手段を持たない時代
地元で入手、産出可能な資源と地域内の労働力により建てられたであろう
土蔵が倒され内部が露わになった部分を見ると現代では
もう見られない手の込んだ先人の仕事の跡が見られました。

木舞下地の竹は通常の民家のそれより太いものが入っており
荒縄とシュロ縄で結束され、荒壁土が約20センチと厚みをもって塗られ
その上に中塗り土として、細かいワラスサが 混入され
土も目透しされ砂が多く入ったこげ茶色のものが2センチほどの厚さで塗り付けられ
さらにその上に純白の漆喰が通常より厚めに塗られてありました。

柱や床板も厚みのある良い材で
腐食している部分は土によって守られたのか見つかりませんでした。

現在、コンクリートの中性化や鉄鋼の腐食などが問題にされていますが
一度新築すれば数百年は保障済みの土蔵、百年後に残るのはどちらでしょうか。

しかし、資金や収納するものが無いなど現代にはそぐわないのでしょうか。
過去とのしばしの対面でした。


ある旧家の


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Posted by 浜松の造園屋ふなこし at 16:22│Comments(0)中の人たち
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プロフィール
浜松の造園屋ふなこし
浜松の造園屋ふなこし
創業50年、浜松で自然素材を使った庭造りを得意としている、舩越造園といいます。 実績は、三方原墓園の大規模庭園から家庭のちょっとした坪庭まで、浜松市内に200以上。庭園や企業緑地管理は重要文化財指定の寺院や一部上場企業まで多数。 最近では、60万円~150万円くらいの造園が多いです。
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