作庭記01

浜松の造園屋ふなこし

2006年01月04日 11:14

□庭を造るには、計画・演出・施工の基本が大事である□



設計されたものを地面に落とし、地形を造成する時は、そのポイントとなる部分を見極め、自然の力が造った形に思いを馳せ「普通こんなに切れ込んだりしないな」とか「もう少し緩やかじゃないと不自然でマズイな」などとチェックをしながら進める事。



造園の計画・演出・施工の全般に言える事だが、造園に関わる全ての人が、名勝庭園と呼ばれる昔の良い庭で培われた技術を手本とし、建設主であるお施主さんの意向を汲み取りながらも、越権しない範囲内で、自らの個性を出しつつ作業を進める事が肝心である。



各国各地の名所を取り入れる場合、その名所の中でも更に要所となる部分を抜き取ってから、象徴化や省略化などをして、現在の庭に違和感無く取り入れられるようにしてから使う事。


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