2006年01月12日 18:04
庭つくりで一番大事な事といえば・・・・・?
そりゃどこから考えるかで色々あるんでしょうが、観念的・哲学的な事は置いといて、ここでは技術的な事で話を進めていきます。
絶対に水ハケです。間違いありません。
コンテストなんかで、ほんの何日か展示すればいいなら話は別ですが、普通庭を造ったら、そうホイホイと造り替えたりしないものですから、色々な事が起こります。
その庭で起こる色々な事の大部分において、水が関わっているからです。
水ハケの環境が整っていなくて、いつまで経ってもジメジメしていては、おちおち洗濯物も干せませんし、洗濯物に限らず水溜りがアチコチに出来てしまっては、導線(人の動き)に与える影響もバカになりません。
さらに深刻な事は、植木の育成に多大な影響を及ぼすということです。
排水が悪いと水分過多になり(この辺りは持論ですが)根の生育が悪くなります。
結果、何年経っても木に勢いが感じられず、みずみずしい深緑のハズの葉も何だか妙に色が薄かったり、病弱だったり害虫がお隣から寄ってきたりします。
植物の生命活動は、根本的に「根」で行っています。 有名な「光合成」に目が行きがちですが、実は水分・養分・呼吸するための酸素だって、根から取り入れているのです。
少なすぎもいけませんが、多すぎてもいけないのが水分なのです。
雨上がりの庭をよく見れば、何となく見えてこようかと思います。