作庭記16

浜松の造園屋ふなこし

2006年02月07日 21:45

□滝を造る(滝つぼ)□



脇石から滝つぼに至る石組みは、まず脇石の半分ほどの高さの石を脇石の前に据える。



その石に繋がるように次の石、またその次と石組みの高さを低くしていくのである。



滝つぼの面積は、見る者が意外に思うほど広く取ると、遠近感が出て、迫力のあるものになる。



広い水面に変化をつけるため、滝つぼの中に石を数多く据え、水を左右に分けるように流すと、良い雰囲気になる。



ここまで造った後、実際に滝に水を流して、その流れ方を見るのである。


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