2006年04月14日 17:57
舩越造園の、とある1日アサイチ編
AM7:30
T.F大蔵大臣、出社。 時を同じくして私も出社してきます。
T.F大蔵大臣は、朝1杯のお茶をみんなに淹れるべく台所へ。
私はブラインドを開けて日の光を事務所に取り込み、蛍光灯のスイッチを入れ、ドアの鍵を開けてまわります。
そうこうしているうちにガラガラと倉庫のシャッターを開ける音がし、みんなが出社してきます。
暗く静止していた舩越造園という会社が、働く人々が集まって来るにしたがって、次第に動き出します。
さあ、1日の始まりです。
AM7:45
Y.F社長出社、今日の仕事の段取りが始まります。
1週間のマスに区切られたホワイトボードには、その日の予定が書き込まれ、みんなの名前が書き込まれたマグネットが現場ごとに貼ってあります。
みんなは、それを見て今日1日の作業に思いをめぐらせるのです。
今日は先週から続いて入っている、近くの学校の剪定作業と浜松市の個人邸での移植(庭木を移動させる)作業です。
学校や工場などの作業は、あらかじめ見積書を提出し、契約書を交わして仕事をします(ウケと言われる受注形態)が、単発の個人邸作業では、事前に打ち合わせた時に口頭で伝えた金額で作業をします。
はじめてのお客さんで、作業量としても2人で2時間ほどと小規模ではありますが、キチッと仕上げれば、これが縁で継続して手入れを頼んでくれるかもしれませんし、ご近所さんを紹介してくれるかもしれません。
淡い期待を抱きつつ(笑)、デジカメで撮影した現場写真を元に、担当の職人さんに説明していきます。
AM7:55
個人邸の仕事は、終わり次第学校の現場と合流するという事で話はまとまりました。
「それじゃいいかな?じゃあ今日もよろしく」
社長のシメで朝の段取りは終わり。
作業の準備をしに倉庫へと移動していきます。
倉庫には数台の作業車両と各種機械や道具が格納されており、必要な道具を持って相乗りで現場へと出発していきます。
その時、お茶とお茶菓子も一緒に持っていってもらいます。
よく「お茶は必ず出すんですか?」とか極端な時は「お茶菓子はどんなものを用意したらいいんですか?」なんて事を聞かれますが、正直な話、何でもいいです。
出していただかなくても構いませんし、それで気分を悪くして仕事の手を抜く職人は、ウチには居ません。
全ての準備を終え、作業車両の大きなエンジン音が去っていくと、会社はひと時の静寂に包まれます。
さあ、今日の私の仕事は2箇所の現場打ち合わせ、その後の提出書類作り、そして昨日作っておいた見積もりを携えてお客さんとの話し合いです。
朝10分の段取りは、複数の現場を抱えるウチにとって、欠かす事のできない作業です。
しかし、まだまだ無駄だなと思える場面や事態にあう事があります。
さらに簡潔で、ツボを捉えて、意識を共有できる朝にしようと、精進しています。