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2012年05月07日

見るのではない感じるのだ

私が思うにですね、日本人の感性で素晴らしいと思うものは

「想像させる力」だと思うのです。

創造は苦手でも想像は得意だぞ、というか。


何でこんな話題なのかといいますと、実は和風庭園でよく使われるのですが、死角を利用して実際の大きさよりも大きく見せる技法があるのです。

例えばこの写真。

見るのではない感じるのだ

先日作業させて頂いたお施主さん宅の裏山にあったものですけどね。

どうですか?

暗い洞窟、暗黒の世界。どんな冒険が僕達を待ち受けているのだろうか?

そんなイメージを連想させる洞穴ですよね。

・・・でも実際は、こう。

見るのではない感じるのだ

冒険どころか、子供が一人入るのがやっとじゃないっすか(笑)


このように視点のアングルを変える事で、実際は無い空間を見ている人に想像させる技法が、よく見ると和風庭園では多用されています。

土を盛った裏側を深い入江に見せたり
手で持ち上がる石を、さも大きな巨石に見せたり

物理的な限界を突き抜ける方法として、日本人は こういった技法を古くから取り入れてきているんですね。

狭い庭を大きく見せる事だって、結構簡単に出来てしまうものなんですよ。



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Posted by 浜松の造園屋ふなこし at 19:21│Comments(0)よく分かる?解説
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プロフィール
浜松の造園屋ふなこし
浜松の造園屋ふなこし
創業50年、浜松で自然素材を使った庭造りを得意としている、舩越造園といいます。 実績は、三方原墓園の大規模庭園から家庭のちょっとした坪庭まで、浜松市内に200以上。庭園や企業緑地管理は重要文化財指定の寺院や一部上場企業まで多数。 最近では、60万円~150万円くらいの造園が多いです。
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