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2006年02月10日

作庭記19

□水落の幅□



落水の幅は、滝の高い低いには関係無いのではなかろうか。



自然の滝を見ると、高いからといって必ずしも落水の幅は広くなく、逆に低いからといって必ずしも落水の幅が狭いわけではない。



これは、落水部分の水路幅によるものなので、調節は可能である。



しかし、90cmから1.2m位の高さの滝だと、落水幅は60cm以上にすべきではない。



低い滝の落水幅が広いと、下記のようなデメリットがあるからだ。



  • 滝そのものが低く見えてしまう


  • 井戸かと思ってしまい、恥をかく


  • 落水が始まる部分が見えてしまい、チャチになる


滝は、思いがけない岩間から流れ落ちている演出がイケてるのである。



だから、落水が始まる部分が見えている場合、その左右などに姿の良い石を据えてやると、遠目には岩間から落水しているように見える。



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Posted by 浜松の造園屋ふなこし at 19:20│Comments(0)最古の造園マニュアル
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創業50年、浜松で自然素材を使った庭造りを得意としている、舩越造園といいます。 実績は、三方原墓園の大規模庭園から家庭のちょっとした坪庭まで、浜松市内に200以上。庭園や企業緑地管理は重要文化財指定の寺院や一部上場企業まで多数。 最近では、60万円~150万円くらいの造園が多いです。
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