貴方の暮らしを考えると庭は3つに分かれます
その詳しい解説をご覧になりたい方は コチラ からお読み下さい。

また、当社に興味を持って下さった方は

コチラ から会社本体のホームページへ
コチラ から当社のエクステリアブランドページに

それぞれ移動できます。

2006年11月06日

造園に関する質問12

今回は、見積依頼をくださったSさんから、いくつか質問を頂きましたので、数回に渡って回答していきたいと思います。



Sさん、ありがとうございます! 助かります(笑)!



Q:桜を移植したいのですが、次の桜を見るためには、いつ移植したら良いのか?



A:無理です。



桜は非常にデリケートな木で、それを表す言葉に、こんな言葉があります。



桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿



これは梅の萌芽力の強さと桜の弱さをことわざ風にした、先人の知恵です。



桜を移植する理想は、一度周囲の根を切断して細かい根の発根を促します(これを根回しと言います。いわゆる根回しの語源でしょうか?)。



次に、翌年完全に掘り上げて移植するのが望ましいのです。



この方法なら来期の花は見られるんじゃないの?とお思いになるかもしれませんが、樹木は上と下、枝葉と根のバランスが大切ですから、根をいくつも切断したのに、枝を落とさなかったら枯死してしまいかねません。



ですから、どんな方法を採っても、近々移植を行なおうとする場合は、翌春の花は諦めるのが無難でしょう。



-----



造園に関する質問はコチラ からどうぞ



同じカテゴリー(よく分かる?解説)の記事
枕木の発がん性
枕木の発がん性(2015-08-04 07:36)

横を見る理由とは
横を見る理由とは(2015-06-26 13:58)


<< 前の記事次の記事 >>

Posted by 浜松の造園屋ふなこし at 17:50│Comments(0)よく分かる?解説
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

プロフィール
浜松の造園屋ふなこし
浜松の造園屋ふなこし
創業50年、浜松で自然素材を使った庭造りを得意としている、舩越造園といいます。 実績は、三方原墓園の大規模庭園から家庭のちょっとした坪庭まで、浜松市内に200以上。庭園や企業緑地管理は重要文化財指定の寺院や一部上場企業まで多数。 最近では、60万円~150万円くらいの造園が多いです。
< 2024年05月 >
S M T W T F S
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
過去記事
削除
造園に関する質問12
    コメント(0)