NHK教育TV
「NHK教育TV捨てられしものをかき続けて清掃員ガタロの三十年」
を見ました。
ガタロさんは広島市内基町地区の公営住宅内のショッピングセンターで
通路やトイレの清掃員として三十年間働いています。
早朝四時から一人で長時間暑い日
寒い日でも手袋もせずトイレ掃除をする姿は熟練職人そのものでした。
仕事で使う雑巾やモップなど掃除道具は人が捨てたもの
廃材を集めて修理して使い続けています。
そして、仕事のあと掃除道具の倉庫をアトリエにして
そこで絵を描くようになった。
画材も拾った鉛筆やクレヨン、コピー用紙など
描く対象は目の前にある掃除道具たちだった。
ガタロさんは最初のころトイレを汚す人に怒りを感じていた。
しかし、文句も言わずに仕事をこなす掃除道具に学んだ。
怒ったらだめ。
途中から利用者に明るく声をかけるようなっていった。
「元気」「ちゃんと食べとる」屈託なく声をかけはじめた。
挨拶から肯定的な言葉をそうすると便器の汚れが減っていった。
「わしら下働きじゃけ、ひっそりやっとるっていうね、本当に裏方に徹して
僕はここ(ショッピングセンター)全体がとにかくよくなるように、心底思うてます。」
彼の絵からは、優しく純粋なこころの持ち主ゆえに持つ苦悩の色も感じられ
正直つらい絵もありました。
しかし、最後にこの言葉を聞いてすごく救われた気持ちになりました。
※この記事は当社のお得意様に発行している
※ニュースレター4月号に掲載されたものです。
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