木の実のけんか
木の実のけんかという絵本を、ご紹介したいと思います。
伝統芸能「狂言」(このみあらそい)を
下敷きにして作られた絵本です。
ある山に、いち早く花を咲かせる大きな桜の木がありました。
となりの山に住んでいる橘一族のタチバナ、ダイダイ
クネンポ、ユズ、ブシュカン、ブンタン、キンカンが
それを知りみんなで花見にやってきました。
みんな楽しそうですが、その様子を
木の陰からこの山に住むクリの実が見ていました。
「失礼な奴らだ。他の山から来たのに・・・
私に断りもなく花見をするとは。」
挨拶と称して、花見の席に加わったクリの実。
最初のうちは、たわいもない会話が続きます。
そのうちクリの実が「どなたか歌でも聞かせてくださらぬか」と言い
その歌に対して、クリの実が大笑いしたから
さあ大変つかみ合いの喧嘩になるも
いかんせん多勢に無勢クリの実は泣きながら逃げ出しました。
しばらくしてクリの実が、カキ、ナシ、ウメ、ザクロ、ナツメモモを
引き連れて仕返しにやって来ました。
桜の木の下で、木の実たちが入り乱れて
激しい争いがしばらく続きますが
最後に桜の木が身をよじり大風が吹き荒れ
みんなふきとばされて
桜の木は何事もなかったように静かにたたずんでいました。
※この記事は舩越造園が毎月発行しているニュースレターの
※11月号に掲載されたものです
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