家紋の話
現場で仕事をしていると
桐の花が咲いていて良い香りを匂わせていました。
桐は古来中国では縁起の良い木とされています。
これは伝説上の生き物である鳳凰が
とまる木とされているからです。
そのため桐は、平安時代の頃から尊重され
紋章や装飾として広く用いられました。
桐の家紋は最高位の紋として扱われています。
桐の紋にも順位があります。
最高は国章に順ずる五七の桐です。
これは桐の花が真ん中に7本
両サイドに5本のものです。
総理大臣、外務大臣の演台に取り付けられる
プレートに使われています。
次が五三の桐これは真ん中5本
サイドに3本のものです。
こちらは天皇家から秀吉に、秀吉が家来へと
広まっていったそうです。
家紋で一番多いのが植物を扱ったもので
花弁・葉・実・立ち木などが
上手に図案化されています。
水戸黄門で有名な三つ葉葵の家紋は
フタバアオイを図案化したものです。
フタバアオイの通常の葉の数は2枚であり
3つの葉をもつフタバアオイは稀なため
三つ葉葵は架空のものだそうです。
蔦(くず)も、日本十大家紋の一つに数えられるほどに
広く用いられている家紋です。
蔦は他の樹木や建物につたわって
どんどんはびこることから
生命力の強い縁起のよい植物とされたようです。
アサガオやカタバミなども家紋としてあり
自然を身近に感じているからこそ
家紋に様々な植物を取り込めるんだと感じます。
※この記事は舩越造園が毎月発行しているニュースレターの
※6月号に掲載されたものです
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