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2006年06月19日
造園に関する質問06
花屋に来店された方から頂いた質問です。
Q:枯れなくて、伸びなくて、虫がつかない生垣の樹種を教えて下さい。
A: ・ ・ ・ ・ ・
気を取り直して、お答えします。
丈夫で、管理が楽で、虫に強い樹種ならお勧めできます。
それは、マキです。
ピンと来ない方には、コチラの方が通りが良いでしょう。
それは、ホソバです。
そう、あのありふれていて何だか野暮ったい、子供の頃に葉っぱで手裏剣を作って遊んだ、あの木です。
こう答えて採用されたケースは稀ですが(笑)マキを侮ってはいけません。
それは、ココ遠州地方になぜマキの生垣が多くあるのかを考えてみれば分かります。
気候風土にマッチしている上、維持管理が容易だから、これだけ多くマキの生垣があるのです。
- 春夏秋冬、いつでも植え替えられます。
- 触るとイタ~イ【デンキムシ】が寄ってくる事もありません。
- バサバサ(ギコギコ)枝を整理しても、芽を出します。
ただ、浜北は植木の産地であり、マキの本場でもありますが、実は品種は限られております。
本場なのに、なぜ次世代のための品種改良が行なわれなかったのか不思議ではありますが、現在は【イヌマキ】と【ラカンマキ】が主流で、一般に広く流通しています。
マキを嫌う方は、農家の大きな生垣をイメージされているのだと思いますが、【ラカンマキ】でしたら成長も遅く、あなたの生きているうちにあの大きさになる事は、まずありえません。
生垣をマキにするだけで、
- 日照りを気にしたり
- デンキムシに怯えたり
- 病気にかかって美観を損ねたり
といったストレスからは開放されます。
ここらで、あの野暮だと思っていた木を見直してみるのも良いかもしれません。
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Posted by 浜松の造園屋ふなこし at 18:10│Comments(0)
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