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2015年03月20日

シノブの話

梅雨も明けて、30度を超す日が続き
体に堪える時期になりました。

暑いと涼のある食べ物が欲しくなり
暑いなか食べるスイカは格別な水分補給になります。

音で涼しさを感じされてくれる風鈴も粋な道具です。

風鈴の音色を聴くことにより(風が吹いている=涼しい)と
脳がイメージし、抹消神経に指示が行き
実際に体温が下がるそうです。

風鈴は元々物事の吉凶を占う道具として
中国で使われていました。

竹林の竹に風鈴をくくり付け
風の流れや音の鳴り方で占っていたようです。

日本に渡った風鈴は、お寺で使われていました。
お寺の四隅に風鈴を取りつけて
厄除けとして使ったそうです。

見た目で涼しさを感じさせてくれるのは、吊りシノブです。

吊りシノブは、野生のシダ植物の忍(シノブ)を
団子状にしたものに植えつけをし
コケ玉のようにしたものを軒などに吊るし
空間をシノブが持つ独特の涼しげな姿で飾って楽しみます。

吊りシノブは、江戸の中期ごろに
庭師たちがお得意様へのお中元用に作り始め
明治から昭和初期にかけて一般にも広まって
家々の軒先を飾るようになったそうです。

吊りシノブには、夏を涼しく過ごすアイデアが施され
シノブの下にさらに風鈴を取り付け
夏の風物詩的な楽しみ方が定着しています。

我が家にも、吊りシノブがあるので
南部鉄器の風鈴をつけて五感で涼を感じたいと思います。

シノブの話

※この記事は舩越造園が毎月発行しているニュースレターの
※8月号に掲載されたものです


 
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Posted by 浜松の造園屋ふなこし at 17:01│Comments(0)中の人たち
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プロフィール
浜松の造園屋ふなこし
浜松の造園屋ふなこし
創業50年、浜松で自然素材を使った庭造りを得意としている、舩越造園といいます。 実績は、三方原墓園の大規模庭園から家庭のちょっとした坪庭まで、浜松市内に200以上。庭園や企業緑地管理は重要文化財指定の寺院や一部上場企業まで多数。 最近では、60万円~150万円くらいの造園が多いです。
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