行動の優先順位

浜松の造園屋ふなこし

2008年07月03日 18:14

古今東西、老若男女、貧富の差、病気や怪我・・・・・

人は多くの平等ではない条件の下で生活していますが、

たったひとつ、どの人間も平等に享受するものがあります。

1日の時間です。

1日は24時間であり、何人もこれを覆す事はできません。



暴君ネロの死によって、空位となったローマ皇帝の座には、

この後約1年間の間に3人の皇帝が即位し、死亡しています。

ガルバ、オトー、ヴィテリウス。

帝国運営に瞬く間に失敗し、その命さえ失ってしまった彼ら3人に

共通していた事、それは

行動順序の誤り

まさに、これに尽きると思われます。


世界帝国の長として、何をなさねばならないのか?

長と認めない者に対して何をすべきだったのか?

終わった事の処理をどうすべきだったのか?

帝国運営のビジョンは?ブレーンは?スケジュールは?


そういった事項を固めつつ、帝国運営に臨めなかったという

不幸はあるのでしょうが、時間が無くとも、そういった事には

時間を割かねばいけないと警鐘を鳴らしていると私には思えます。

誰にでも、1日の時間は24時間しかないのですから、

行動の優先順位をしっかりと意識していこうと思いました。


ローマ人の物語〈21〉危機と克服〈上〉 (新潮文庫)


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