男の磨き方
これが正しいとか、そういう恥ずかしい事を言っている訳じゃない。
十人十色、人それぞれだが、私が思うに、こうするといいんじゃないかな?
作者は控えめに前置きしてから語り始めます。
あなたは、カッコイイ寿司の食い方をご存知だろうか?
粋でイナセな天ぷらの食い方を、
刺身の、蕎麦の、すき焼きの食い方をご存知だろうか?
「剣客商売」シリーズで有名な小説家、池波正太郎さんが書かれた(というかインタビューをまとめたもの)、生活に密着した様々な事柄に対する所感(エッセイ?)です。
上には食い物の事ばかり書いていますが、実際は着物やネクタイなどの衣類や結婚観、はては死生観まで多岐に渡ってそのウンチクを披露しています。
コレは昭和50年頃の話なので古いです。
古いのですが、今でも通用するであろうその所作から滲み出る【本物感】というのは、身につけておいて損は無いでしょう。
男の作法。
これであなたも、どこへ出ても恥ずかしくない!!
なんつって。
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男の作法 (新潮文庫)
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