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2008年03月01日
一人でできる事の限界
ついに20巻を数えたローマ人の物語ですが、
この「悪名高き皇帝たち」シリーズも、いよいよ最後になりました。
ローマ帝国史上最狂最悪の皇帝と評される【ネロ】の登場です。
シリーズを通して作者が言いたかった事は何だろうか?
と愚考してみると、ひとつのキーワードが見えてくる気がします。
それは、「捏造と誤解」です。
2~5代の皇帝すべての資料を丁寧に読み解いただけではなく
その参考資料が成立した経緯や時代背景、果ては資料を作った人物の
性格と生活レベルにまで思いを馳せて、
「悪名高き皇帝たち」を可能な限りニュートラルに読者へ伝えようとするその姿勢は
尊敬できます。
彼らは、言われているほど悪い奴らじゃなかった。
でも、ヤッパリ人間なんだから欠落しているところもあった。
その欠けているところがコミュニケーション能力で、とりわけ、
最高権力者として自分に従う人々への本音的な、建前的なコミュニケーション能力の欠落
が、彼らの評価を悪帝へと導いた最大の原因だったのではないか?
そう思わずにはいられません。
・全ての事を一人で行う
・全ての人から賞賛される
・全ての行動が正しく行われる
不可能ですし、主観によって正義は変わります。
報道、と呼んで良いのかどうか理解に苦しむほどに装飾されたニュースが
TVの画面を通して毎日ワタシたちに送られてきています。
起こった事象そのものを見つめ、
その背景を考え、
自らの倫理観や価値観に照らし合わせて、
評価、決断、行動していく。
そんな人間になるために、今この瞬間も精進を続けていて
軽はずみな発言はしないように再確認しなければいけないと
改めて誓った本でした。
感謝。
ローマ人の物語〈20〉悪名高き皇帝たち(4) (新潮文庫)
この「悪名高き皇帝たち」シリーズも、いよいよ最後になりました。
ローマ帝国史上最狂最悪の皇帝と評される【ネロ】の登場です。
シリーズを通して作者が言いたかった事は何だろうか?
と愚考してみると、ひとつのキーワードが見えてくる気がします。
それは、「捏造と誤解」です。
2~5代の皇帝すべての資料を丁寧に読み解いただけではなく
その参考資料が成立した経緯や時代背景、果ては資料を作った人物の
性格と生活レベルにまで思いを馳せて、
「悪名高き皇帝たち」を可能な限りニュートラルに読者へ伝えようとするその姿勢は
尊敬できます。
彼らは、言われているほど悪い奴らじゃなかった。
でも、ヤッパリ人間なんだから欠落しているところもあった。
その欠けているところがコミュニケーション能力で、とりわけ、
最高権力者として自分に従う人々への本音的な、建前的なコミュニケーション能力の欠落
が、彼らの評価を悪帝へと導いた最大の原因だったのではないか?
そう思わずにはいられません。
・全ての事を一人で行う
・全ての人から賞賛される
・全ての行動が正しく行われる
不可能ですし、主観によって正義は変わります。
報道、と呼んで良いのかどうか理解に苦しむほどに装飾されたニュースが
TVの画面を通して毎日ワタシたちに送られてきています。
起こった事象そのものを見つめ、
その背景を考え、
自らの倫理観や価値観に照らし合わせて、
評価、決断、行動していく。
そんな人間になるために、今この瞬間も精進を続けていて
軽はずみな発言はしないように再確認しなければいけないと
改めて誓った本でした。
感謝。
ローマ人の物語〈20〉悪名高き皇帝たち(4) (新潮文庫)
Posted by 浜松の造園屋ふなこし at 19:15│Comments(0)
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