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2006年01月09日

設計で心掛ける事

ある日、私たち夫婦と私の両親4人で食事をした時の事です。



その日の食卓には私の好物である生春巻きが載っており、父を除く母・妻・私の3人は、ベトナムの酸っぱくて辛いソースをかけて食べていました。



ところが父だけは、そのベトナムソースを使おうとせずに、しょう油をかけて食べているのです。



見かねた私が「これをかけると美味いよ」と、いくらベトナムソースを進めても、かたくなにしょう油を手放そうとせず、逆に不敵な笑みを浮かべてこう言ったのです。



「しょう油は裏切らないんだ。」



まぁこれは極端な例だとしても、日本人の心の中には、こういう漠然とした思いが少なからずあるのではないでしょうか?





日本人がホッとする事ができる庭つくりを目指すのが、私たちの目標です。



昨今よく見かけるガーデニングについて、我々の業界では賛否両論ですが、その空間が本人にとって気持ちがよく末永く愛していただける。



そういう事ならば、私は大賛成ですが、現実はそうではない事が多々あります。



かつてキレイだった芝生はアフリカのサバンナ風になり、フェンスや垣根がない開放的な庭は、お隣や通行人の目が気になって何だか落ち着かない。



なんて事もあるわけです。



どんな庭にも共通して使う事のできる、和風の要素というものがあります。



それは距離だったり視界だったり色だったりし、強烈に主張したり陰で支えて見えなかったりします。



それら取り入れつつ、建物を含めた景色や生活スタイルに違和感のない(飽きの来ない)庭を造って行きたいと考えております。



あなたは、「隠し味」といったら何を思い出しますか?



しょう油のような和風を、私たちが造る庭にも聞かせて行きたいと願っておりますし、私自身の設計課題でもあります。



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Posted by 浜松の造園屋ふなこし at 19:18│Comments(0)よく分かる?解説
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プロフィール
浜松の造園屋ふなこし
浜松の造園屋ふなこし
創業50年、浜松で自然素材を使った庭造りを得意としている、舩越造園といいます。 実績は、三方原墓園の大規模庭園から家庭のちょっとした坪庭まで、浜松市内に200以上。庭園や企業緑地管理は重要文化財指定の寺院や一部上場企業まで多数。 最近では、60万円~150万円くらいの造園が多いです。
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