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2006年07月16日
読破本の紹介14
2006年FIFAワールドカップでの日本代表は、予選敗退と、一人の偉大な牽引者の引退によって幕を閉じました。
私は、この本の主役である一人のローマ人の記述を読み進める度に、日本サッカーの転換期を支えた、この偉大な選手と重ねずにはいられませんでした。
ルキウス ・ コルネリウス ・ スッラ
名門一族の傍流に生まれた彼はメキメキと頭角を現し、平民階級への権限委譲が進みつつあるローマを、その強烈なリーダーシップを発揮して特権階級である元老院主導の寡頭政治に引き戻します。
一人の英雄に頼らない寡頭政治を守る為には、自分自身の特例は認める。
傍から見れば矛盾している彼の理念は、圧倒的な実力と強烈な個性に裏打ちされ、着実に遂行されて行きますが、時代の流れを押し留める事は出来なかったようです。
彼の死後、あれほど躍起になって成立させた保守的な法案も、なし崩し的に特例が認められていきます。
優秀な複数の人間が、自らを厳しく律し、上下関係無く、私利私欲を捨て、話し合いによって国家の舵取りをしていく。
そんな理想を持つ彼は、
・ 全てを一人で考え
・ 全てを一人で判断し
・ 「ついて来いよ」と言いましたが
彼が優秀だと認めていた元老院の中でさえも、彼一人の実力が突出してしまった事で、皮肉にも実現しませんでした。
ローマ世界ではこの後、スッラと同様に強烈な実力を持つ一人の英雄が現れます。
その英雄は
・ 全てを一人で考え
・ 全てを一人で判断し
・ 指示を与えて行き、
その後のローマ国家のいしずえを築いたのです。
さて、我国のサッカー界はこの後どうなるのでしょうか?興味の尽きないところです。
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ローマ人の物語 (7) ― 勝者の混迷(下)新潮文庫
私は、この本の主役である一人のローマ人の記述を読み進める度に、日本サッカーの転換期を支えた、この偉大な選手と重ねずにはいられませんでした。
ルキウス ・ コルネリウス ・ スッラ
名門一族の傍流に生まれた彼はメキメキと頭角を現し、平民階級への権限委譲が進みつつあるローマを、その強烈なリーダーシップを発揮して特権階級である元老院主導の寡頭政治に引き戻します。
一人の英雄に頼らない寡頭政治を守る為には、自分自身の特例は認める。
傍から見れば矛盾している彼の理念は、圧倒的な実力と強烈な個性に裏打ちされ、着実に遂行されて行きますが、時代の流れを押し留める事は出来なかったようです。
彼の死後、あれほど躍起になって成立させた保守的な法案も、なし崩し的に特例が認められていきます。
優秀な複数の人間が、自らを厳しく律し、上下関係無く、私利私欲を捨て、話し合いによって国家の舵取りをしていく。
そんな理想を持つ彼は、
・ 全てを一人で考え
・ 全てを一人で判断し
・ 「ついて来いよ」と言いましたが
彼が優秀だと認めていた元老院の中でさえも、彼一人の実力が突出してしまった事で、皮肉にも実現しませんでした。
ローマ世界ではこの後、スッラと同様に強烈な実力を持つ一人の英雄が現れます。
その英雄は
・ 全てを一人で考え
・ 全てを一人で判断し
・ 指示を与えて行き、
その後のローマ国家のいしずえを築いたのです。
さて、我国のサッカー界はこの後どうなるのでしょうか?興味の尽きないところです。
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ローマ人の物語 (7) ― 勝者の混迷(下)新潮文庫
Posted by 浜松の造園屋ふなこし at 23:29│Comments(1)
│こんな本読みました
この記事へのコメント
初めまして
どえらえもん、といいます。
ココログの検索でこちらにたどりつきました。
毎日毎晩いろんなBlogサイトを拝見させていただいてますが
どれも私の知らない世界ばかりで、
いかに自分が世の中を知らないかを
痛感させられます。
こちらのサイトもとても興味深いです。
いつも、でたらめな妖怪人間を相手にしている自分とは大違いです。
どうもお邪魔しました (^^)
Posted by どえらえもん at 2006年07月17日 01:15