貴方の暮らしを考えると庭は3つに分かれます
その詳しい解説をご覧になりたい方は コチラ からお読み下さい。

また、当社に興味を持って下さった方は

コチラ から会社本体のホームページへ
コチラ から当社のエクステリアブランドページに

それぞれ移動できます。

2007年07月12日

同志という言葉の甘美

「俺は一人で生きていく」 何て平気で言う人が稀にいますが、ビックリしますよね。

不可能です。

本格的に一人で生きて行きたいのなら、ご自分の口から糸を出して衣類を織り、ご自分の体を食べて飢えを凌いだらどうですか?

なーんて、皮肉の1つも言ってみたくなりますよね。


ローマ世界の平和を強化するべく、着実に帝政への歩みを進めていくアウグストゥスですが、彼とて全てを一人で行なえた訳ではありません。

とゆうか、先代カエサルのように

・雄弁で
・タフで
・圧倒的なポジティブシンキング

などという人物とは程遠い、

・寡黙で
・病弱で
・人の暗部も覗かずにはいられない

アウグストゥスは、他人の力を借りる事がどれだけ自分自身の可能性を高める事が出来るか痛感していた人物だったのでしょう。

実際、パスク・ロマーナ(ローマによる平和)を実現するために数々の政策と整備を実施していくアウグストゥスを押し上げるように、アグリッパが軍事編制とインフラ整備を、そしてマエケナスが政策上の助言を行なっていました。

そう、

どれを取っても先代カエサルに劣るアウグストゥスが、唯一先代に勝っている所は

平凡の自覚

だったのではないかと愚考します。


もちろん、実際アウグストゥスの能力はそんじょそこらのローマ人と比べるとズバ抜けておりますが(笑)

絶対的な力を得たにもかかわらず、オゴル事無く謙虚に意見を求めてくる姿勢に、きっとアグリッパもマエケナスも心酔したのではないかと思います。

自分自身で、自分自身の世の中での必要性を計る事はできませんが、尊敬する人が、自分を必要としてくれる事によって、自分自身の必要性を知る事はできます。


舩越造園という組織の中で働くひとりひとりが、自分は何を必要とされているのかハッキリと分かるようにするのは、会社の運営を任される私の責任ではないか?

そう思うのです。


-----
ローマ人の物語〈15〉パクス・ロマーナ(中) (新潮文庫)


同じカテゴリー(こんな本読みました)の記事
ついに!!
ついに!!(2010-02-14 18:23)

行動の優先順位
行動の優先順位(2008-07-03 18:14)

最も大切な事
最も大切な事(2008-02-02 12:00)


<< 前の記事次の記事 >>

Posted by 浜松の造園屋ふなこし at 20:00│Comments(0)こんな本読みました
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

プロフィール
浜松の造園屋ふなこし
浜松の造園屋ふなこし
創業50年、浜松で自然素材を使った庭造りを得意としている、舩越造園といいます。 実績は、三方原墓園の大規模庭園から家庭のちょっとした坪庭まで、浜松市内に200以上。庭園や企業緑地管理は重要文化財指定の寺院や一部上場企業まで多数。 最近では、60万円~150万円くらいの造園が多いです。
< 2025年05月 >
S M T W T F S
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
過去記事
削除
同志という言葉の甘美
    コメント(0)